田舎(遠方)の実家が何らかの理由で空き家になってしまったら

田舎の実家を片付けなければならない状況は、色々あります。現代では様々なケースでのご相談が増えています。今回はまず、どのような状況があるのかを見ていきしょう。

特徴① 両親が入院、もしくは介護施設に入る場合

長期入院や施設への入居によって、実家に住居者がいなくなる場合です。
この場合の長期入院は、退院した後も実家には住めない、退院することができない状況を指します。また、退院(退居)する場合にも介護ベッドが必要になる際、搬入場所を確保する必要があります。

特徴② 両親と同居する場合

実家で同居する、もしくはご自身の家で同居する場合です。
実家で同居する場合は、ご自身の住む部屋の確保が必要となります。ご自身の家で同居する場合は、実家を片付けなければなりません。

特徴③ 両親が亡くなった場合

両親が亡くなった後、住居者がおらず空き家になってしまった場合です。
理由としては、空き家を維持するメンテナンス費が多くかかることと、空き家を放置することで近隣から苦情が寄せられることが挙げられます。そういった状況を避けるため、片付けを済ませ売却したり、賃貸物件として出したりします。

次に片付け方です。
片付け方として、「保管」「処分」「寄付」の大きく分けて3つになります。
状況に応じた片付け方をするとよいとでしょう。

【保管】
・生命保険などの証書、年金手帳、実印、預金通帳や株券、借用書などは大切に保管しましょう。
・日記、手帳、住所録、手紙、パソコンのデータなども同じく保管しておきます。
・仕事関係の書類や資料は勝手に破棄せず、勤務していた会社に相談します。
自営業の場合、仕事に関する書類はあとで過去の所得税が問題になるケースがあることから、7年間の保存が義務付けられています。
故人の場合に限らず、休業する場合もすぐに破棄しないようにしましょう。
・友人などから借りていたものは返却しましょう。

【処分】
不要であると判断できるものは家族(遺族)の手で処分します。ただし、処分する品物が多かったり、大きな家財道具の処分に困った場合は専門業者を利用することも一つの手段です。

【寄付】
寄付したいときは市区町村役場に相談すると、役所で品物の内容に適切な寄付先を紹介してくれます。また、不用品・不要品の回収を行っている団体も多くあります。

遺品の場合、「形見分け」もできます。
故人の愛用品や大切にしていたものなどを近親者や親しかった人に贈るのが形見分けです。何を贈るかは故人の遺言に従い、なければ遺族が相談して決めます。
形見分けとして多く選ばれるのは、衣類、装飾品、時計、万年筆、書物、コレクションなどです。あまり古いものや汚れているもの、傷んでいるものは避けます。贈る相手の好みも考慮して贈ると良いでしょう。
また、目上の人に形見分けを贈るのは失礼になるので控えましょう。ただし、「故人の愛用品をどうしても」という希望があれば贈っても構いません。相手が気持ちよく受け取れるよう、品物はできるだけきれいに手入れをし、衣類などはクリーニングに出すなどの心づかいをしましょう。受け取った人が、故人の品物から故人を偲び、贈られて喜んでもらえるものを贈ることが大切です。

何から片付けたら良いか分からない方も多いかと思います。まずはできるところから手を付けていきましょう。
困った場合はかたづけや本舗がお手伝い致しますので、お気軽にご相談ください。

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