自分で遺品整理をするための心構え

自分で遺品整理を行う際に大切なのは「心の整理」がついていることです。大抵の場合、遺品整理はまず遺品の分別から始まります。大切な人が亡くなり、自分の気持ちの整理がついていない前に始めてしまうと、誤った判断をしてしまい、必要な物を捨ててしまったり形見分けしてしまいかねません。自分の気持ちが落ち着いてから始めても遅くはありません。

また、税金関連や役所への届け出等々、やらなければならないことが沢山ある中で遺品整理までするのは、心身ともに大変な負担となります。

どのくらいの量の遺品があり、整理にはどれくらいの時間と費用が掛かるかを考え、自分達で整理を行うかどうかの判断をしましょう。

■自分でする遺品整理の手順

下記はあくまでも一つの例です。
状況等に合わせてやり方や順番をよく吟味しましょう。

業者に頼む場合でもまずは大まかに「物」を整理することです。まず最初に「残す物」と「処分する物」を分けておきましょう。ケガには注意が必要です。マスクや軍手、捨てても良いタオルなどを準備して下さい。

「残す物の整理」では「残す貴重品・思い出の品」、「自分達で再利用する品」、「形見分けする品」に取り分けましょう。
分別する際には結構なスペースを要します。予め部屋の掃除と片付けも必要です。

「処分する物」では「大型のゴミなど特殊な捨て方をするゴミ」、「一般ゴミとして捨てられる物」そして「処分する貴重品」に分けましょう。

お住まいの自治体の分別方法や処分方法を確認し、近隣とのトラブルにならないように処分して下さい。
次に「処分する貴重品」についてですが、買い取り業者に買い取ってもらいましょう。その際には「品」に合わせて、それぞれの品に詳しいプロの業者を使い分けましょう。

■自分で遺品整理をするメリット

自分達で遺品整理をするメリットとして、まずは費用が抑えられるということでしょう。金額は業者や任せる内容と量によりますので、見積もりだけでも取ってみると良いかもしれません。

業者でなくても誰かに遺品整理を手伝ってもらう際の「トラブル防止」という点でもメリットがあるといえます。特に故人が家族に内緒で箪笥貯金をしていることも考えられます。古着に混じるなどして高額な貯金がゴミ処理施設で発見された事例もあります。

金銭面以外にも、遺品整理を通して故人との思い出を振り返ることで、残された家族の気持ちの整理がつく事も、自分で遺品整理をする良いところです。

■かえって手間も費用もかさむ可能性がある。

整理する物の量が多く、全ての整理に長時間かかる場合には、仕事の休みを使って少しずつ進めたり、休日を取って進めることも考えられます。そのような時には遺品整理業者を活用した方が、費用面で存外に得な場合もあります。スピーディーに整理が進められるという点でも良いです。

大型ゴミの処分は案外費用がかさむものです。想定より大きなゴミが多く、それを運ぶための車両をレンタルしたり、ゴミ処理場を往復しなければならず、ガソリン代や交通費が多く掛かる恐れもあります。
また、リサイクル料金も掛かってくることを忘れてはいけません。
※リサイクル料金の負担などは、整理業者との契約をよくご確認する必要があります。

自分で遺品を整理するには、予算立てを含めてしっかりとした計画を立てて進めていきましょう。

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