遺品を捨てられずにずっと保管している人が断捨離できるために必要な心構え

遺品を捨てられないで困ってる方は、多いのではないでしょうか。故人が親であればなおさら、遺品を捨てられない事でしょう。長い間、遺品の処分ができない方は、やはりそれなりの心構えが必要となります。まず、気付いて欲しいのは、親の遺品を捨てたからといって、想い出が全てなくなる訳ではないという事です。

整理をしてる間、物を見るたびに心が痛み、悲しみ、苦しむ事でしょう。ですが、遺品を処分する事によって、気持ちの整理も徐々にできてきます。辛い気持ちは、物を取っておいたからといって、なくなるものではありません。むしろ、より辛くなる事もあります。

「物は処分して、想い出は心にしまう」

遺品整理はこのような心構えで始める事で、前へ進む事が出来るでしょう。悲しい気持ちに蓋をする必要はまったくありません。想い出に浸りながら、時には涙を流しながらでも構いません。自分の気持ちを整理すると同時に、遺品ともお別れをしていきましょう。遺品の処分が終わる頃には、気持ちも清々しく、新たなスタートを切れるようになる事でしょう。

■捨てられない人の傾向とは

親の遺品を捨てられない人には、やはり傾向があります。よくある傾向と解決策をご紹介します。

【親と遠方で暮らしてる方】
まず、親と遠方で暮らしてる方は、遺品処理には時間が掛かってしまう傾向にあります。距離がある事により、訪問回数も減り、効率が図れないのが原因のようです。このような状況ですと、解決策があまりなく、なかなか難しい問題となるでしょう。できるだけ長期滞在できる時期に、一度で作業を進めるのが一番良いでしょうが、それでも難しい場合は、業者に頼むというのも一つの手となります。

【「必要」「不要」の分別がわからない方】
親と言えど全てを把握してるというものではありません。「必要」「不要」の分別がわからず、途方に暮れてしまう事も多いでしょう。その中でも「必要」「不要」の仕分けで難しいのは、
遺品の中に、親と自分との想い出に直結する物、親が大切にしていた物、物自体に価値がある物があるからです。

まずは、「想い出・大切にしていた物」「価値がある物」「不要」の3点に絞り、簡単に仕分けをしてから処分に取掛りましょう。

「想い出・大切にしていた物」の一部は、形見として残しておく事も大事です。今後も大切に出来そうな物を厳選して、形見として残す数の目安を決める事で、うまく整理ができるでしょう。選んだ形見以外の物は処分の対象とし、他の家族と相談しながら処分していきましょう。

また、価値がある物の中には不要な物もあるでしょう。家具などの大きな物は、処分をするのにもお金が掛かります。こういった時には、うまくリサイクルショップを利用するのも一つの手です。

あなたが遺品と一緒に暮らす事が、故人の望む選択とは限りません。無理なく自分のペースで「必要」「不要」を見極め、作業を進めていきましょう。

■遺品整理は心の整理

遺品を捨てる事は、自分の心の整理に必要不可欠な事です。まずは、想い出と物の区別をつけられるよう頭を切替えましょう。自然と無理なく遺品を捨てる事ができるようになるでしょう。

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